秋も深まってきた今日この頃、流石にメッシュジャケットでツーリングをするのは厳しくなってきました。2021年度の秋冬物のラインナップも充実し、皆さんもバイク用品店に足を赴き、衣替えの準備をしているのではないでしょうか。
今回は今シーズンデビューした新作の特徴をご紹介します。
FLAGSHIP FJ-W205 ネオルジックライダース
ELF EJ-A111 エステンドジャケット
ヘビーな生地、タイトなシルエットからは想像できない着心地
バイクウエアとして重要なポイントは安全性＋耐久性。簡単には破けない厚手の生地にプロテクターを装備、さらには要所に当て生地を縫い付けたり。でもこの要素は着心地を悪くさせてしまうデメリットがどうしても出てきてしまいます。そこで我々が考えるのはどうやってこのストレスを軽減させるか、乗車中にどれだけリラックスして走れるか、です。
バイクに乗る姿勢は前傾に伏せて両腕を前に伸ばす為、生地が引っ張られる部分と集まってゴワつく部分が出てきます。それをクリアーする為に計算された部位にストレッチ素材を配置、ゴワつく部分は極力面積を小さくするパターンを採用。サンプルで何度もテスト＆修正を経て、ようやく製品化に進む事ができます。
春夏物ならそれでクリアーなのですが、秋冬物になると中綿が入って厚手になったり、脱着式の防寒インナーがセットになるアイテムが出てきます。アウターが良くてもインナーで動きを妨げてしまうと意味がありません。そこで今回新作のジャケットにはインナーにも拘りました。
超ストレッチインナー
フラッグシップのネオルジックライダースとエルフのエステンドジャケットのインナーになります。過去のインナーはPUコーティングしたナイロンタフタを使用していた為、防風性は高かったのですが、硬く着心地が犠牲にされていました。このストレッチインナーは柔らかく、なんと全方向に伸縮します！それでいてTPUコーティングを施し、防寒性もバッチリです。
フロントジップはアウターに干渉しないようオフセット（中心からずらす）され、単体着用も考慮しポケットも装備しています。
